建築のカラープランニングで考えること(1)

建築のカラープランニング@福岡

1.景観や地域の色を考える

 

建築物のカラープランニングを行う際は、
ただ色の組み合わせがどうかというだけではなく、
様々なことに気を配らなければなりません。
まず、最初に考えるのは、周辺の色のことです。

 

(1) 景観に配慮したカラープランニング

 

自分が購入した家だからと言っても、外壁の色は景観の一部です。
どれだけパーソナルなものでも、思いのままに色を使うとはいかないものです。
近年では、自治体によって使っていい色が決められていますので、
確認することは忘れないようにしましょう。

色の特徴や、色が周りの住民に及ぼす心理的効果を考えるのはもちろんのこと
周りから浮かない色にすることは、建築のカラープランニングの第一歩です。

色を決めたい建物の写真を見るだけでは、カラープランニングは出来ません
ExColorでも、必ず現場周辺の建物までよく調査した上で、
ご依頼主だけでなく、周辺住民の方にもご納得いただけるような色を提案しています。

 

(2) 建築物のカラーから地域の特色をよくつかむ

 

地域毎に歴史や環境に基づいた、よく使われる色や好まれる色があります。
エリアカラーと呼ばれていますが、これも入念な周辺調査を行うことで
より地域に受け入れ易い色使いがわかります。
エリアカラーを上手く利用することは、
店舗や施設のカラープランニングにとってとても重要な意味があります。

ExColorではエリアカラーの調査も承りますので、お気軽にご相談ください。

最近は、新国立競技場のニュースが世間を騒がせていますが、
必ずしも、実績重視で有名なデザイナーに依頼しなくても、
その地域、街を良く知る、日本のデザイナーに任せてもいいと思えてきます。

色も同じく、有名な方が手がけたものだから素敵だという思い込むよりも、
そこに住む人が素直にいいなと思える色の方が、
建築のカラープランニングとしては大成功だといえるのではないでしょうか。

そのためにも、周りの色を知ると言うことは、配色センス云々よりももっと前に
大切なことなのです。

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