色は"安い""速い""強い"

色を変えると売り上げが◯◯になった。色を変えたら◯◯する人が減少した。
など、色を使うことで問題を解決できた、目的の効果が得られたという事例はたくさんあります。
前回、目に与える情報が人間に大きな影響を及ぼすことを書きましたが、
その中でも色がどれだけ重要かということについて書いていきます。

 

1.色は安くつく

色を変えることで、見た目の印象は大きく変わります。配色だけでイメージを180度変えることも可能です。
もちろんデザインを変えても印象は変えられますが、”作り替える”のは,”塗り替える”よりもお金も時間もかかります。
印刷物や塗装の色などは、どんな色を使ってもあまりコストに差はありません(特殊な色でなければ)。
しかし、デザインをやり直す、建築物を立て直す(リフォームする)というのはかなり大変な作業ですね。
人が目で見てイメージが変わったと感じる、手っ取り早い手段は色なのです。

 

2.色は速く遠くまで伝わる

色の正体は光です。光の速さは時速30万キロというとてつもない速さで伝わります。
これ以上速く進むものは存在しません。ですから、色は一番速く伝わる情報なのです(もちろん形もですが)。
また、距離が離れていくと形が認識できなくなっても、色の方がより遠くまで認識できるということがほとんどです。
標識の文字が見えなくても危険系の黄色い標識だと認識できたり、
道を説明する時に”あの赤い看板の店”と説明したり。
視力検査で、あの黒いマークがあるのは見えてもどちらが空いてるかはわからないというのが、いい例ではないでしょうか。

 

3.色は強く心に残る

よく犯罪現場での目撃証言では、”白のワゴン”や”黒い目出し帽”など色に関するキーワードがよく出てきます。
“車種がわかったけど、色は覚えていない”や”キャップをかぶっていたが色はわからない”
というケースはなかなか聞いたことがありません。
私たちは常にたくさんの情報を一瞬で目から取り入れているので、
そのときは視界にあったとしても全てのことを覚えていられません。
しかし、色情報は形に比べて、記憶しやすいので人の心に残りやすいのです。

 

色は、見た目を美しくするための単なる装飾ではありません。
これだけ人間に対する影響力のあるツールだということを知っておくか知っていないかでは
大きな差につながります。
最後の最後で、色で台無しにならないためにも、色選びは慎重に行いましょう。

-3- 色が正しく使えないと損をする

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