スポーツにふさわしい色環境

スポーツに相応しい色@福岡

一昨日の深夜だったでしょうか、Vリーグの試合(久光VSシーガルズ)が
放送されていました。
放送が始まった途端、そのコートの色が不気味すぎて、驚いてしまいました。

左のイラストがその試合のコートのイメージ、
右は一般的に知られている色が塗られているコートです。

一体何の目的であのように塗られたのでしょうか。
床はツルツルすぎて、選手の足下が床で反射するし、
緑は強すぎて、選手が逆に目立たないという始末。

そもそもの”オレンジコート”として知られている右のコートの色も
実は、それほど良いものでもありません。
実際に、春の高校バレーに出場した選手が
”気になって集中できなかった”というくらいですから。

憧れの象徴としては良いかもしれませんが、実際プレーする選手側からしたら
たまったものではありませんね。
私も10年以上バレーボールをしていますが、
天井の高さが変わるだけでも少々なりとも違和感を感じるものです。

スポーツでは、選手も応援する人も、質の高い内容を求めているはずなのに、
周辺の環境がそれを台無しにしてしまいかねません

異物混入対策に色の力

色を効果的に使った企業の対策@福岡

最近は、異物混入のニュースをよく耳にしますね。
報道されることが多くなったのか、混入する件数が実際に増えたのか
気になることもありますが、私はそれをどうこういう立場でもないので
話題はそこではありません。

ある企業では、工場の職員が使っている手袋が万が一混入しても
発見しやすいように、食材に使われていない色である
青色の手袋を着用しているようです。

つい先日は、目立つ色(浮く色)は周りとの調和を壊すという
ことをお伝えしましたが、これは目立つという色の関係をうまく利用した例です。

写真のように、海で使う救助用具や、レスキュー隊がオレンジを身につけるのと
同じ発想です。

時には発見し易く、時には周りに馴染むように。
色の使い方も様々です。

先頭に戻る