フィンランドデザイン展@福岡市博物館

フィンランドデザイン展@福岡市博物館

1/14から福岡市博物館で開催されている、「フィンランド・デザイン展」に行ってきました。
フィンランドは独立してまだ100年ほどで歴史は浅いにも関わらず、
世界に知られる有名なデザイナー、デザインが多いというのは、
フィンランド特有の暮らしや自然に根付いたものだったからなのかもしれません。

シンプルで機能性や気候や環境に対する快適性などを重視している点は
和のものとも共通する部分が多く、日本で北欧ブームが続いている一つの理由かもしれませんね。

環境が違えば受け入れられる色やデザインは違うということを、改めて実感しました。

色で振り返るオリンピック

スポーツにふさわしい色を@福岡

とうとうリオ五輪が終わってしまいましたね。
福岡出身の日本人選手も大活躍で寝不足の日々を送っておりました。
閉会式の演出も素晴らしかったですね。
私自身は”色”という立場から注目することも多いオリンピックでした。

 

今回のリオ五輪はロゴマークのオレンジ、黄緑、ブルーをテーマにした
会場が多いようでしたが、ロンドンのときの落ち着いた色の赤と比べて
地域(国)による色の嗜好の差が出ていましたね。

 

ただし、会場一面にオレンジを塗りたくったバドミントン会場や
床が眩しい黄緑の卓球会場などは、スポーツする人にとっては残念な環境に思えます。
サーブを打つ愛ちゃんの顔が、緑色に変色していてびっくりたくらいです。

 

そもそも、卓球の台はなぜあの色なのか、ということを考えれば
もう少し選手のためになる色を選べないかと思うわけです。
テーマカラーだからといってべた塗り一色というのは…。

 

相手も同じ条件とは言え、最高のパフォーマンスをするための場としては
やはりどうかと思える色でしたね。

体操の黄緑の会場も、バドミントンのオレンジの床も眩しすぎでした。
集中を必要とするスポーツにそれはないでしょう。

 

東京五輪が本当に”アスリートファースト”なオリンピックになることを
今から祈りたいと思います。

人の心を掴む色

福岡で色彩心理を勉強するなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見た目がきれいでも、デザインがオシャレでも、
“何か惹かれる”要素が無ければ振り向いてもらえません。
その人の心や体を引き寄せる強力なツールの1つが色です。

色使いは、カラーコーディネートにばかりに気をとられるかもしれませんが、
そもそも、どのような人に響く色なのか、どんな効果があるのかという
“色彩心理”や”色彩生理”をおさえてこそ、意味のある(効果のある)色使いになるのです。

 

“こっちの方が好きだから”、”オシャレだから”、”なんとなくこんな感じ”
と、意味を知らずに色を使っていると、
せっかくのデザインを台無しにしているかもしれません。

魅力のあるモノや環境作りのために、色彩心理、色彩生理を勉強してみてはいかがでしょうか。

 

ExColorは九州福岡で色彩心理を始め、検定対策など
ご希望の分野におけるカラーの講座、セミナーを承っております。
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東京五輪エンブレムのカラーデザイン

昨日から、東京五輪のエンブレム決定のニュースが流れていますが、
皆さんはデザインを見て、どう感じたでしょうか。
もちろん、全員が好きというものは出来ないと思うので、
賛否両論あるのは当然のことだと思います。

私は、デザイナーではないので正直デザイン性については
素人目線の意見になると思いますが、よくイメージが伝わってきませんでした。

 

きっとデザイナーの方は、何かしらの思いやメッセージを込めて作ったのでしょうが、
ダサいとかカッコいいという個人的な好みではなく、
“伝わるかどうか”でいえば、説明されなければわからないという印象を受けました。

 

デザインとしての優れた部分があるのは間違いないのでしょうが、
玄人目線でどんなにすごかったとしても、
デザインのことがよくわからない一般の人に、
なるほどと感じられないのなら、良いデザインとは言えないこともあると思います。
わかりやすい、伝わりやすいはカラーデザインにおいてもとても重要な部分ですね。

新国立競技場のデザインにも何か通ずるものを感じたニュースでした。

 

ちなみに、色の面からいえば、
黒は全ての色が混ざり合った色⇒”多様性”というのは、
あくまでも理論的なことであって、
黒を見た人が直感的に多様性をイメージできるかと言えば、少し無理があるなと感じました。
どちらかと言えば、招致のときのロゴの方が多様性を感じますね。

 

日本人だけでなく、海外の人も含め、
このデザインから、東京五輪に対する良いイメージを共有できたのなら
それは良いカラーデザインだと言えるでしょう。

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